東京ロストワックス工業

SPECIAL 01

私たちは技術開発型企業。いつも「その次」へ挑戦しつづけます。

代表取締役社長

内堀 博(うちぼり ひろし)

この10年間、ロストワックス業界で再編が進む中、当社は、当社の技術や特徴などの強みが活かせるエネルギー・航空機・医療・食品・ITの5分野に集中し、成長を続けていました。そして、今、新たな一歩を踏み出そうとしています。

当社の強みが活かせる5分野に注力して成長

前職で同じ精密鋳造に関わっていた縁で2011年に当社に入社し、その後、代表取締役として事業を引き継ぎました。入社当時は、国内メーカーの製造拠点の海外移転、海外からの安価な鋳造部品の流入により、日本のロストワックス業界では、事業からの撤退も含めて再編が進んでいました。その中で勝ち抜くため、私たちは価格競争とは一線を画し、製品の品質を高めることで差別化を図ろうと決意。それまで一般機械向けを主力としていた生産体制から、当社の強みを活かすことができるエネルギー・航空機・医療・食品・ITの5分野に注力する体制にシフトしました。

大手鋳造メーカーに負けない技術力と、中小企業ながら発電用ガスタービンや航空機用ジェットエンジンへの供給実績を持ち、また、中小企業だからこそ可能な多品種小ロット生産ができるという当社の強みを最大限に活かし、着実に成長してきました。

世界最大のマーケット、航空機分野への挑戦

精密鋳造の世界市場は1兆5000億円。その中で、民間航空機用途は今後も成長が見込まれる最大のマーケットであり、私たちはそこへの直接参入を目指して準備をしてきました。ジェットエンジン向けの超耐熱合金製品が製造できる真空溶解鋳造炉などの設備を整え、世界標準の認証も取得。挑戦の舞台は整いました。ここからは積極的に受注への取り組みを進めていきます。

物的にも技術的にも初期投資は大きなものですが、航空機部品は更新や交換が定められているため、事業が軌道に乗れば中長期的に安定した利益が見込めます。東京ロストワックス工業というブランドで世界を相手にした仕事を――製造業としての大きな夢をかなえる日に向けて、社内一丸となって進んでいきます。

私たちの「次」への一歩は、社会の発展を支える

精密鋳造の起源は紀元前3世紀ともいわれ、宝飾品から工業用品まで、長く、幅広く用いられて発展してきました。形状にも材料にも制約が少なく、様々な用途に柔軟に対応できるという大きなメリットを持つ反面、ワックス・セラミック・金属などの材料についての知識や技術の他、金型や検査方法など、幅広い知識と技術が結集した製造方法であるため、経験値を積み上げて技術習得しなければならない難しさも持っています。ゆえに私は「経験工学」を必要とする技術と呼んでいます。

とはいえ、大学の理系学部では鋳物・鋳造を専攻できる学科は少なく、社員の多くは入社後に学び、試行錯誤を繰り返しながらも成長しています。私が思う技術者の資質は、熱意と覚悟、そして、常に「次のこと」に挑み、その技術でお客様に感動を与えること。そうした技術者を育成してお客様や地域に貢献することこそ、東京ロストワックス工業の使命と考えています。

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